病院で亡くなったら服装は浴衣か白装束?どのような服を着せているのか看護師が解説

病院でのお看取りってどうしてもわからないことが多いですよね?

 

でも家族の立場としては、どうにか死後の手続きや葬儀などを落ち着いて行わなけらばなりません。

 

 

今回はそんな病院で亡くなった時の服装の話です。

 

病院で亡くなった時に服装は浴衣でも白装束でもない

 

意外と皆さんがご存じないのは、病院での退院時に浴衣や白装束などを着ないということ。

 

本当の答えは

 

「決まりなどなくなんでもいい」

 

ということだけです。

 

 

病院では事前にご家族に

 

「亡くなった後にご本人に着せたい服を用意しておいてください」

 

と声をかけています。

 

 

そうしてご家族が用意していただいた服装を看護師のエンゼルケア後に着替えさせていただくという流れになっています。

 

病院には浴衣や白装束といった専用の服はない

最初にお伝えしたいのは、基本的に病院になくなった方専用の服装はありません。

 

ですので、基本的に家族が用意したものか、本人が持っている服で退院という形になります。

 

何も希望がなければ入院中に着ていたパジャマを着る

 

何も家族から希望がなければ、入院中に来ていた洋服などを見て、きれい目なお洋服を看護師が選んで着させてもらいます。

 

なので退院時にはパジャマで自宅や葬儀場まで帰るという方も多いんです。

 

亡くなった後、白装束に着替えるのは自宅や葬儀場

 

じゃあどこでお亡くなりになった方が白装束に着替えるのかというと、それは自宅なり葬儀場ということになります。

 

いったん病院を退院し、次の場所に移動してから湯灌(ゆかん)をし、身体を清めてからあたらめて白装束などの衣装へお着換えするという流れになっているのです。

 

他の方はどのような服を着せているのか?

 

気になるのは、他のご家族の方がご遺体にどのような服を着せているのかですよね?
実際に私が希望を聞いて、お着換えをさせてもらったケースを紹介したいと思います。

 

結婚式のドレス

 

まだ40代〜50代ほどのお若い女性の方でした。

 

ご両親がウエディングドレスを希望されましたが、実際に腕や足などを通すのは難しく、お体を拭いて、その体の上に置かせていただくという形で退院となりました。

 

着物

 

以前着物が好きだったという高齢の男性の方でした。
着物と言っても、男性用なのでそこまで着替えるのは難しくなかったです。

 

本人が好きだった服

例えば本人が妻や夫からもらったプレゼントだったり、子供からもらって大事にしていたような服を選ばれる方も多いです。

 

「これね、『娘からもらった』っていって嬉しそうにとっておいたんですよ。」

 

といった洋服などを選ばれることもよくあります。

 

 

生前よく来ていた服

 

意外と多いのがスエットだったり、すでにしわくちゃになっているようなお洋服。

 

理由を聞くと

 

「元気なころ、よくこれを着ていたんですよ。これを着ていたほうが○○(本人様の名前)らしいから。」

 

といったことをおっしゃってくださいました。

 

元気なころの姿をもう一度見たいという家族の想いが表れているんでしょうね。

 

ご家族の想いがある服装を選びましょう

 

病院や看護師によっても対応は違うとは思いますが、基本的に家族の希望を優先してお着換えをさせていただくと思います。

 

他の方のように、あなたがどのように本人をお見送りしたいか、どんな思い出を大切にしたいかを大事にしながら服装を選んでみてはいかがでしょうか?